他人は勝手だ

評価は感情に流される
他人の評価は(あまり)気にしない方がいい。
初任マネージャーへの僕からのアドバイスである。
もちろん万人向けではなくて、どちらかというと他者からの評価を気にしがちな人向けへのアドバイスである(自信過剰で周りが見えない人も多いので、その人はきちんと他人の評価を受け止めるべきだ)。
僕が思うのは、他者の評価というのは「その場の感情に流されがち」であるということである。
普段から良好な関係性を構築していても、その直前に何か嫌なことがあると、「直近バイアス」に大きく左右されて評価が大きく低下してしまうのである。
こういう傾向に僕は本当にうんざりしている。
もちろん良好な関係だと思っているのは僕だけかもしれないので(きっとそうなのだろう)、あまり参考にはならないかもしれないけれど、今日はそんなことを書いていく。
恩仇(オンアダ)
マネージャーになってから結構長い期間が過ぎた。
その中で色々な人達と出会い、仕事をすることになった。
その度に僕が思うのは、「他人というのは本当に勝手な生き物である」ということである。
乱暴な言い方を許して頂けるのであれば、「恩を仇で返す」というか「飼い犬に手を嚙まれる」というか、「よくもまあそんなことを…」というようなことが時折起こるのである。
もちろんきちんとした人もいる。
でも、大半の人達は本当に勝手である、というのが僕の印象である。
あ、そういう捉え方もあるんですね
なので、他者からの評価に一喜一憂しているマネージャーの方は、「そんなもの気にしなくていい」と僕は思っている。
話半分で、「ああ、そういう捉え方もあるんですね」くらいに聞いておけばいい。
そこに煩わされるよりは、理解してくれる少数の人達と更に良好な関係性を構築しておいた方がいい。
いや、本当に。
職場には合う人と合わせる人がいる。いや、合わない人が大半である。
「マネージャーは万人と等距離で接した方がいい」
それは1つの真理である。
僕も全面的に賛成である。
ただ、というのが今日の話である。
「そうは言っても、あまり期待しない方がいいよ」というのがその後に続く言葉である。
職場には様々な人間がいて、当然ながら合う合わないがある。
もう少し正確に言うと、僕の人間性が極端に低いこともあって、合う人は殆どいない、というのが現実である。
その中でもマネージャーは等しく(感じ良く)接しなければならないのである。
無理する必要があるのか?
ここには無理が生じる。
特に僕のような人間には結構な負荷が生じる。
だから、他人から勝手なことを言われることはわかっている。
明らかに無理をしていて、それは確実に相手にも伝わっているからだ。
それなら、初めから無理をする必要なんてあるのだろうか?
僕は最近そう思っている。
職場の人間関係に思い悩む必要なんてない
人間関係は面倒くさい。
ただ、マネージャーという仕事柄多くの人間と接しなければならない。
これがこの仕事の難しいところである。
不遜な言い方を許して貰えるなら、多くの他者というのは子供っぽく、感情のコントロールに難があり、論理的一貫性もない、というのが僕の人間観である。
そう思っているから、それが滲み出ているから、僕は嫌われるのだろう。
それはそれで仕方のないことである。
でも、だからこそ、僕もそんなに無理をすることはないのではないか、ということを最近は考えている。
他者は所詮他者に過ぎない。
それもたかが職場の人間関係に過ぎない。
そう思うことにしよう。
それでだいぶマネージャー業は楽になるはずだ。
聖人君子? 冗談だろ?
皆自分のことは棚に上げて、マネージャーに聖人君子を期待する。
そんなものは土台無理な相談である。
このブログを読んでくださっている人なら分かると思うけれど、僕のような人間が聖人君子であるはずがないし、それを隠し通せるはずがないのである。
もちろんバランスは必要である。
でもバランスを取り過ぎるのもいかがなものか、というのが僕なりの最近の新しいバランスの尺度になりつつあるのだ。
相互不可侵条約を締結したい
子供っぽい人達が増える組織内においては、他者への配慮というのは存在しないものと同様に受け取られてしまうのだ、ということを思う。
「普段の行い」というものは帳消しにされてしまうものなのだ、ということを感じる。
こういうことに本当に疲れてしまったのだ。
文脈や歴史みたいなものは「なかったこと」にされて、その時々の感情に身を任せてしまう、そしてそれを心から信じ切ってしまう人達に、僕は本当に嫌気がさしている。
歩み寄りはなしだ。
停戦交渉もなし。
僕たちは違う道を行こう。
だから干渉しないで欲しい。
こちらの領土には入ってこないで欲しい。
相互不可侵で行こう。
それでいいじゃないか。
鏡を置いて立ち去りたい
マネージャーには俯瞰する能力が不可欠だ。
僕は自分の至らなさがわかっているつもりである(足りない、のかもしれないが)。
だから、それぞれの人達も自分のことをもう少し客観視してみることを僕は望む。
図々しい人達にこの世の中はあまりにも寛容であるから。
彼ら(彼女ら)が感情に身を任せ、顔を真っ赤にして言葉を吐くその姿に、僕は信じられない気持ちでいっぱいになる。
そっと鏡を置いて、その場から立ち去りたくなる。
いや、本当に立ち去った方がいいのかもしれない。
それではまた。
いい仕事をしましょう。
あとがき
マネージャーの仕事は、人間関係の仕事である。
そう言っても言い過ぎではないような気がしています。
そのくらい多くの人達と、「ちょっと濃いめ」に交わらなければならないのがマネジメントという仕事です。
プレイヤーであれば見なくてもいいような、人間の嫌な部分をたくさん見る羽目になるので、時にうんざりしてしまうこともあると思います。
そんな免疫がまだできてない若手マネージャーに向けて、「あんまり気にすんなよ」という気持ちを込めて今回は書いてみました。
参考になれば幸いです。