有休消化してますか?

「上司であるマネージャーが率先して休みを取るべきだ」という議論について
今日は議論を呼びそうな話題を。
皆さんは有休を消化していますか?
僕はしていない。
必要最低限、法的に取らなければならない分だけは取得しているけれど、それ以外は取っていない。
結果、僕の有休はどんどんと溜まり、天井を打ったままだ。
とここまで書くと、大体の人は「私もそうだ。どこに議論の余地があるんだ?」と思われるかもしれない。
さて、ここからが論点である。
昨今、ワークライフバランスが従来以上に求められる中で、「上司であるマネージャーが率先して休みをとるべきだ(そうでないと部下が休みを取りづらいから)」という議論がある。
これについて、皆さんはどのように感じている(または行動している)だろうか?
今日はそんな話である。
マネージャーだって休みを取りづらい
まず先程の問いに答えるなら、僕の場合は「そうあるべきだとは思うけれど、現実的には難しいし、実際にできていない」というものになる。
もう少し付け加えるなら、「そうは言ってもマネージャーだって休みを取ることへの抵抗はあるし、無言の圧力がある中で実行するのは難易度が高い」ということにもなる。
そして、「休みを取ることによって被るデメリットについては誰も担保してくれない」ということも併せて言っておこうと思う。
大体のことは書いてしまったような気もするけれど、以下続けていく。
僕は休みが大好きだ
前後が逆になってしまったが、ここで前提条件を。
僕は休みを取りたいと思っている。
それもできるなら極限まで取りたいと思っている人間である。
ワーカホリックな体質ではあるが、休みは休みとして十分楽しめるし、そもそもの話として働かなくていいなら、働きたくはないという考えを持っている。
FIREを夢想している、言ってみればどこにでもいるサラリーマンの1人である。
ただ、そんな僕であっても、マネージャー職にあって、率先して休みを取るということはなかなか難しいのが現実である。
それはなぜか?
マネージャーの休みは休みであるとは限らない
いつもの話に戻ってきてしまうけれど、マネージャーの責任の範囲が明確ではない、ということがその大きな理由であると僕は考えている。
結局のところ、休みの間に何か問題が起きれば、マネージャーが対応しなければならない。
また、その休みの期間中に溜まった仕事も誰かがやってくれる訳でもない。
となると、休みを取るのが段々と億劫になってくる。
僕が感じている「有休」というものは、「その期間の仕事を(ギュッと)後寄せする」という意味に近いもので、休みの後の地獄のような日々を思うと、積極的に取りたいなと思えるものではなくなってしまうのだ。
ただ、そうは言っても、冒頭に書いたように、会社からの有休消化の要請は間断なく届く。
さて。
どうしたらいいだろうか?
有休を取ると信頼度が減じる(ような気がする)
「そんなこと考えずにパッと取っちゃえばいいんだよ」
そういう声が聞こえてくる。
まあこれが正解だろう。
僕もそのように思う。
でも、その結果もたらされるデメリットについても考量しておいた方がいい、とも思ってしまう。
そのデメリットというのは、上記した仕事が溜まっているということだけではなく、部下から(また上司から?)の信頼度が減じる、という点である。
これはなかなか表現が難しい話である。
それは信頼度というのは目に見えるものでもないし、数値で示されるものでもないからである。
ある種主観的なものでしかない。
僕がそのように感じているだけで、実際のところはそうでもないのかもしれない。
ただ、経験上、僕はそのように感じるのだ。
上司が休みを取り過ぎると、チームが変な雰囲気になる
かつて、会社の言う通り、最大限とまではいかなくても、それなりに有休を消化した時期が僕にもあった。
でも、振り返ると、あまりいい思い出ではない。
復職後のチームの雰囲気が何となくしっくりこなかったからである。
それは上記したように、考え過ぎなのかもしれない。
思い込みに過ぎないのかもしれない。
ただ、実際に仕事をしている中で、「無理がきかなくなったな」とは思ってしまうのである。
何となく踏ん張りがきかない。
「ここぞ!」という場面で、イマイチ爆発力に欠ける。
そんな感じがするのだ。
有休消化にはデメリットも存在する
確かに、休みを取っていなかったとしても、そのような状態であった可能性は大いにある。
それが全ての原因である、とまでは流石に僕も思わない。
でも、マネージャーに対する信頼というか、最後の最後の部分というか、それが揺らいでしまっているような感覚は僕にはあった。
そして、有休を取ることのメリットとデメリットを考量した結果、僕はデメリットの方が大きいと判断し、それを現在まで続けている。
部下は(会社も?)好き勝手に物事を言う
もちろん、部下には積極的に有給取得を進めている。
実際に、有休消化率はかなり高い水準でもある。
そうは言っても、上司である僕が有休を取らないことが、彼(彼女)らの休みの取りづらさに繋がっていることは間違いないだろう。
「課長も休んでください(休みづらいんで)」と言われることも事実である(ただ部下は都合良く発言を変える生き物であるとも思っている。実際に僕が休みを取りだしたら不満を言うのだ)。
でも、それを踏まえても、僕は今のスタイルの方が仕事がしやすいのだ。
時代錯誤ではあると思うけれど、これからも暫くはそのように仕事をしていくつもりである。
それではまた。
いい仕事をしましょう。
あとがき
「本来的には今回のような話を書かずとも、誰もが自由に休みを取れる環境を構築すべきである」
その言説はその通りだと思います。
でも、現実的にはなかなかそうもいかない。
というか、そうもいかないこと自体がおかしいのですが、やっぱりそうもいかない。
ましてや、成果へのハイプレッシャーはとめどない。
そんな中でマネージャーとしてどのように行動しますか?
今回はやや不適切な話ではあったと思いますが、僕の問いはそのようなものであり、僕の場合の現実的な選択は本文中のようなものです。
それを僕自身好ましいとは思っていませんが、やむを得ないというのが実情です。
正しく見えることが必ずしも正しいとは限りません。
矛盾を抱えながらも、いい仕事を目指していきましょう。