成果を上げたきゃテンプレ言うな

UnsplashJoanna Kosinskaが撮影した写真

タイトルが全て

今日言いたいことはタイトルの通りである。

なので、タイトルだけ読んで終了でも全然構わないと僕は思っている。

この後のことは蛇足に過ぎないから。

でも、もう少し詳しく知りたいんだよなという人には少しは役に立つかもしれない。

いずれにせよ、とりあえず始めていこう。

テンプレ言葉は成果の可能性を減じていく

世の中にはテンプレが溢れている。

これを言っておけば安牌という言葉がたくさんある。

それはマネジメントという仕事においても同様である。

そして、マネージャーはそのようなテンプレを言わなければならない立場にあるとも言える。

言葉から具体性を減らしたり、毒を削いでいったりすると、その言葉はテンプレに近づいていく。

でも、1対多が基本であるマネジメントという仕事においては、言葉に具体性や毒を具備しておくのはなかなか難しいのも事実で、抽象的で毒のない言葉を気づかぬうちに繰り返してしまうようになるのだ。

これが成果の可能性を減じていく。

ありふれた言葉からはありふれた成果しか生まれない

成果というのは、それも等比級数的な成果というのは、そのようなありふれた言葉から生まれることはない。

ありふれた言葉から生まれるのは、ありふれた成果に過ぎない。

その危険性について、マネージャーはもう少し意識的であるべきだ。

僕はそのように考えている。

言葉を整理する

でも、大抵の人はそうではない。

皆、意識的な無意識的かわからないけれど、ストックフレーズばかり使っている。

それでは成果など望めるはずがないのだ。

そういう意味においては、成果が上がらないという悩みを抱えているマネージャーは、まず自分の言葉がテンプレに陥っていないかを確認することから始めてみると良いと思う。

というか、その前にどのような言葉がテンプレで、どのような言葉がそうではないのかをきちんと自分の中で整理することが重要だと僕は思っている。

場合分けが大事

上記したように、マネジメントという仕事においてはテンプレ的に振舞わなければならない局面が多々訪れる。

それを全て具体的に行うのは難しいし、もしかしたら望ましいことでもないのかもしれない。

だから場合分けがとても大事なのである。

具体的な言葉は誰かを傷つけてしまうかもしれない

ここぞという場面においては、テンプレ言葉ではなく、具体性を持たせた言葉を使うこと。

そして、その際に意識しておくことは、具体性を持たせた言葉というのはリスクを伴うということである。

そこには毒が含まれているから。

それは誰かをもしかしたら傷つけてしまうかもしれないから。

でも、そのような具体性を伴った言葉を使うことを躊躇ってはいけないのだ。

それがなければ成果など上がらない。

この二律背反とも言える状況の中で、上手にバランスを取りながら仕事を進めていくこと。

それがマネージャーには求められるのである。

言葉の抽象度を下げる

では、言葉に具体性を持たせる為にはどうしたらいいのだろうか?

これは個人的には敢えて説明するまでもないことだとは思うけれど、わからない人もいるかもしれないので、蛇足的ではあるけれど例示してみようと思う。

言葉に具体性を持たせるというのは、抽象度を下げるということである。

戦略というのは抽象度の高い概念であり、そこに具体性を付与する為には、その抽象度を下げる必要がある。

そして、抽象度を下げる行為というのは、物事の輪郭をはっきりさせるということである。

言い方を変えるなら、やるべきこととやらないことを明示し、やらなくていいことはやらなくていいということを明言することである。

これは同時に、やるべきことを指示することを意味する。

何をすべきなのか、どうやってやるのか、それらをブレイクダウンして話すのが言葉に具体性を持たせるという意味である。

具体的な言葉を使えていないことに多くの人は気づいていない

これは言うは易く行うは難しである。

というか、その難しさに気付いている人は実はそこまで多くないのではないかと僕は考えている。

そういう意味においても、多くの人は具体的な言葉を使えていないというのが僕の印象だ。

それも管理職としての経験を積めば積むほど、そこから遠ざかっていることに気付けていないと僕は思っている。

「具体性=マイクロマネジメント」ではない

ブログの初期の頃に、Howの重要性について書いたような気がするけれど、今回の話もそれと同様である。

「どのようにやるのか」を話すのが、言葉に具体性を持たせるという意味なのだ。

かと言って、一挙手一投足まで指示するのとは違う。

具体性と言うと、このようなマイクロマネジメント方向に進もうとする人がたくさん出てくるのだけれど、僕の主旨はこれとは全く異なる。

あくまでも主体者は部下なのだ。

どのようにやるのかを話しながらも、それは部下から生じたものであるべきなのだ。

方法論としての1on1

難しいことを言っているように聞こえるかもしれない。

でも、それを為すことが成果を等比級数的にするのである。

そして、その為の方策として僕は1on1を提唱している訳だ。

具体策を共に見つけていくこと

どのようにやるのかを1on1を通じて共に見つけていく行為。

これこそがマネジメントなのである。

それはマネージャーからのお仕着せではないし、細かく指示されたものでもない。

それができた時、成果は飛躍的に向上していくのである。

それではまた。

いい仕事をしましょう。

あとがき

テンプレ言葉には具体性がありません。

そりゃそうだろう、という話なのですが、これがなかなか意識されていないのも事実なのかなと僕は考えています。

マネジメントには抽象と具象のバランスがとても大事で、その階層が上がれば上がるほど抽象度が増していく(増していかざるを得ない)というのは事実です。

でも、だからと言って、具象が不必要な訳ではありません。

具体的な言葉の中にこそ、体温が宿り、部下を動かしていくのです。

そういう意味においても、テンプレ言葉はできるだけ使わないに越したことはありません。

もっと言えば、抽象的な言葉であっても、テンプレではない言葉はあるはずです。

意識的に言葉を使っていきましょう。