無能マネージャーにならない為に

「それっぽく」仕事をするのは簡単
前回のブログ内容と関連した話になるかもしれないけれど、今日は前回の逆サイドである「無能なマネージャーにならない為にはどうすればいいのか?」ということを書いてみようと思う。
さて、無能なマネージャーとはどのような人のことを指すのか?
「無能」の種類には様々なものがあるけれど、今回はその中でも「いてもいなくても変わらない」ということを例に挙げてみようと思っている。
というのは、マネージャー(マネジメント)というのは、「それっぽく」仕事をするのがとても簡単であり、何となくそこにいるだけで、マネジメントをしているような雰囲気が出せる(それを自分も信じている)からだ。
その席にいるからマネージャーなのではない。
マネジメントをするからマネージャーなのだ。
今日はそんな話をしていく。
いてもいなくても変わらないし、その自覚もない
担当者時代から数えると、僕は数多くのマネージャーの下で働いてきた。
正直ベース、その中で手本となるような人は存在しなかったし、現在そのやり方を模倣しているということもない。
日本企業のマネジメントの実態というのはそんなものである、と僕は考えている(僕は1社しか知らないので、他社ではきっとそんなことはなく、素晴らしいマネージャーもいるのだろう)。
ただ、その中(低レベルの競争)においても、「これは酷い…」というマネージャーはやっぱり存在する。
それはどのようなマネージャーか?
それが前述した「いてもいなくても変わらないマネージャー」である。
更に付け加えるとするなら、「その自覚がない」ということがよりこの側面を加速させる。
それでは詳しく書いていこう。
ハンコを押すだけの簡単なお仕事
「いてもいなくても変わらないマネージャー」というのは、誰もその人の意見を参考にしないし、実際に一緒に仕事をすることもない人のことを指す。
もしかしたら、権限上「承認をもらう」必要はあるかもしれないけれど、言ってしまえばそれだけの存在の人のことをここでは指すことにする(ただ、この種の人は仮に承認を取っていたとしても、状況が悪化するとすぐに手のひらを返すタイプであることも多い)。
実際には何の仕事もしていない。
なのに、口だけは出してくる、そういうタイプだ。
あなたの職場にも(数多く)いるだろう。
報告されないから、自分から聞かなきゃならないし、そのタイミングも逸する
このタイプのマネージャーは、「マネジメント=管理」だと思っている。
部下の行動を「管理」をすること、期日を「管理」をすることが仕事である、と考えている。
そして実際に、思いついた時に「あれはどうなった?」と聞いてくるのだ。
僕の経験上、マネージャー側から「あれはどうなった?」と聞かなければならない状況というのは、結構マズい状況である。
それは、マネージャーとメンバーの関係性が良好であれば、もしくはマネージャーがメンバーから必要とされていれば、メンバーから勝手に報告なり相談なりがあるからだ。
しかしながら、このタイプのマネージャーにはそれが起こらない。
でも、本人は自分の上司のことも頭にある(というか、上司のことしか考えていない)ので、メンバーのことを知らなければならない。
だから余計な口を出してくる。
それも明らかに「今じゃないタイミング」で。
それが続くと陰でこう呼ばれるようになる。
「あいつは使えない」と。
これは普段からの仕事の姿勢によっても変わってくる。
どちらの方向を向いて仕事をしているのか(上司なのかメンバーなのか)、によってこの蔑み度合いは変わってくるのだ。
チームと自分を切り離さないことが大事
では、「無能マネージャー」にならない為にはどうすればいいのか?
一言でいえば、「関与する」ということだ。
もう少し詳しく言うと、「(当たり前のことだが)自分もチームに含まれていて、その因果には自分も影響を与えている」ということを自覚する、ということである。
要は、「チームはチーム」「オレには関係ない」「オレはマネージャーだし」というような、切り離した態度を絶対に取らない、ということである。
チームの不出来はマネージャーの不出来であるし、部下が報告してこないのもマネージャーの不出来である、そのように考えることが重要である。
あなたはチームにどのような貢献ができますか?
キャリアによって、実際の業務に関われるかどうかというのは異なるものだ。
経験のない部署のマネージャーとして着任することだってあるからだ。
ただ、そういった状況においてもマネージャーにできることはあるし、むしろマネジメントに特化すればいいのだ。
再三言っていることであるが、マネージャーの仕事は成果を出すことだ。
成果を出す為に、チームの1つのパーツとして何ができるのか?
どのような貢献をチームに対してできるのか?
このスタンスが無能マネージャーとそうでないマネージャーを分かつのだ。
責任を持つというスタンス
当然ながらチームが上手くいかないという状況は起こりうる。
成果が思うように出ない、ということだってあるだろう。
そういう時にこそマネージャーの真価が問われるのだ。
拙速に物事を進めようとしたり、上司から言われたままのことをやろうとしたり、自分に責任が降りかからないように身をかわそうとしたり、良くないチーム状況の時ほど自分のムーブがチームに影響を与えるのだ。
まずできることをしっかりとやること。
少しでもチームに貢献しようとすること。
そして責任は自分が背負うという自覚を持つこと。
これで無能化は避けられるはずだ。
それではまた。
いい仕事をしましょう。
あとがき
日本におけるマネジメント業務は、ブルーオーシャンなので、とても競争が楽である、と僕は考えています。
というのも、大抵のマネージャー(多分9割くらい)は無能かほぼ無能であるからです(もちろん、無能が故に面倒くさい、ということはたくさんあるのですが…)。
裏を返せば、本文の内容のようなことができれば、圧倒的に優位な立場に立てるということです。
きちんとした「マネジメント」をやっていきましょう。