サウナ行こうぜ!
機嫌と体調を保つために
近年のサウナブームに乗っかって、最近サウナに行っている。
これは偏にメンタルコントロールの為である。
僕はマネージャーになってから、「自分の機嫌や体調」というのが本当に大事で、それをできるだけフラットな状態に保つためにはどうしたらいいのか、というのを結構真剣に考えてきた。
その中で、現時点ではこれが一番良いのではないか、というのがサウナである。
もう少し言うと、「体には悪そうだけれど、心が崩れるのも問題なので、それとのトレードオフ(寿命の前借り)」と考えている。
興味のない方にはまるで役に立たないかもしれないけれど、取り敢えず書いていく。
大事な3点
アンガーマネジメントという言葉がある。
特にマネージャーに成り立ての頃はイライラばかりして、それがチームにも悪影響を与えていたので、どうにかして自分をコントロールしなくては、と考えていた。
結果、僕が色々試してみて、現時点で大事だと思うのは、以下の3点である。
- 深呼吸
- 体温の上昇(血流)
- ネット(デジタル機器)からの離脱
それぞれについて、過去の変遷も踏まえて、詳しく書いていく。
マインドフルネス
最初に取り入れたのは「マインドフルネス」である。
というか、日本に住む僕たちには、アメリカ風味の「マインドフルネス」なんて大仰なことを言わないでも、「瞑想」とか「深呼吸」くらいの軽い感じで始めてみたのだ。
目を瞑って、深呼吸する。
確かに心は落ち着く。
でも、結論から言うと、仕事におけるイライラの程度はあまり変わらなかった。
呼吸が浅くなると、思考も浅くなる
たぶんやり方が良くなかったのだろうと思うけれど、「これってただの呼吸法だよな…」と思って、暫くやったのち、フェードアウトしてしまった。
何だか「体の部位を一つずつ点検していく」みたいなちょっと宗教風味の感じがあまり好きになれなかったのだ(そもそも、「マインドフルネス」という言い方が僕には気持ち悪い)。
ただ、深呼吸は大事、ということはよくわかった。
呼吸が浅くなると、思考が浅くなる。
なので、ピンチの時ほど、感情が波立つ時ほど、呼吸を整える、息を深く吸う、というのは今も大事にしていることである。
疲れると温泉に行きたくなる
次に思ったのは、「疲れてくると、なぜか猛烈に温泉に行きたくなる」ということである。
仕事にもある程度慣れてくると、体よりも頭が疲れてくる感覚が、担当者時代よりもマネージャー時代の方が圧倒的に大きくなってきたのである。
以前は「体を休める」ために温泉に行きたいと思っていたのだけれど、「頭のコリをほぐしたい」「頭に血が回ってないな」という感覚が強くなってきて、それをどうにかしたい思うことが増えてきたのである。
そこで暫くは運動をやっていたのだけれど、加齢とともに「頭はスッキリするけど、体が疲れ、月曜日・火曜日くらいが結構しんどくなるなあ」と思うことが増え、その強度がだいぶ下がってしまった。
そこで温泉である。
温泉は金と時間がかかる
温泉に行くと、ダラダラ温泉に浸かって血行も良くなるし、デジタル機器を金庫に入れてしまえば仕事のことも忘れられるのでとても良い。
僕が考える、「深呼吸・体温の上昇・ネットからの離脱」が実現できる。
ただ、温泉に行くには時間と気力と金が必要になるので、そう簡単に行けないのも現実問題としてある。
サウナはあまり好きではないけれど…
そこで考えたのがサウナである。
それも個室サウナである。
これはちょっと値は張るのだけれど、1人だけでボーっとできるので、とてもオススメである。
じゃあサウナが好きかと言われると、あんまり好きではない。
というか、水風呂なんかできれば入りたくない、とすら思っているくらいである(明らかに体に悪そうだし…)。
最近言われる「ととのう」という感覚もよくわからない。
単純に「血行を良くし、深い呼吸をし、ネットを見ない」時間が大事だと思っているから行っているだけである。
ネットから逃れる
僕からすると歯医者とおんなじ感覚で、「積極的に行きたくはないけど、定期的に行かないと大変なことになるから行っている」そんな感じである。
ネットを見ない環境を作ることは、現代では結構困難なことであるし、結果として呼吸も浅くなってしまう。
そうすると、思考が反射的になってしまうのだ。
頭のコリをほぐす
マネジメントにおいて、戦術や戦略はとても大事なのだけれど、ネットにおける瞬間的なレスポンスに慣れすぎると、考えることがとても刹那的になってしまうリスクを僕は時々感じる。
そこには「もっと早く(速く)、もっと多く、もっと生産性を」みたいな、「加算」の思想があって、そればっかりやっていると、深い思考が困難になってしまうような感覚があるのだ。
脳の一部位しか使っていないような。
それによって、脳の筋肉みたいなものが凝っていく。
それを時々ほぐさなければならないという感覚が僕にはある。
血が頭の細部に行っていないような感じなのである。
これがサウナに行くと、多少緩和される。
なので、マネジメント業務をやって「イっー!」ってなりそうな方は、一度行ってみることをお勧めします。
それではまた。
いい仕事をしましょう。
あとがき
今日はいつもとちょっと違う毛色の話をしてみました。
マネージャーは機嫌を良くすることがとても大事で、でもそれを維持するのは結構難しいことです。
特に現代のように、あらゆる情報が超高速で駆け巡っている環境においては、「脳が疲れる」感覚が常にあって、その疲労感が抜けることはありません。
そんな中で僕が見つけた方法がサウナです。
僕と同じように好きにはなれないかもしれませんが、脳の疲れが抜けると思います。
騙されたと思って一度行ってみて下さい。