落とし穴はいくらでもあるぜ?

UnsplashGary Meulemansが撮影した写真

落とし穴を回避しながら成果を上げる方法

信頼を失うのは一瞬(取り戻すのは一生)。

ありきたりではあるが、マネジメントという仕事に携わる人は肝に銘じておくべき言葉である。

信頼というのはあっという間になくなる、たとえそれが大事(オオゴト)ではないとしても。

僕はそんな風に考えながら仕事をしている。

本人は気づかないかもしれないけれど、信頼を失うような局面(場面)というのは、本当にたくさんある。

それこそ落とし穴だらけである。

今日はそんな落とし穴を回避しながらも、成果を上げる方法について書いていこうと思う。

シーソーゲーム

マネジメントでは加点を取りに行くと、失うものがある。

だったら、減点にならないように、静かにしていた方がいい。

何年もマネジメントという仕事をしていると、こんなことを思う時がある。

「加点」という前のめり、体重をかけた瞬間に、シーソーの逆側では問題が生じて、それが結構なダメージとなる場合がある。

それも全く意図していないような形で生じる場合がある。

まさに「寝耳に水」という言葉のような事態が生じることがある。

そんなことが続くと、「だったら何にもしないで、できるだけシーソーの中心にいよう」そう思ってしまうのも無理ないことである。

多くの「ただ座っているだけのマネージャー」というのは、このような変遷を経た「成れの果て」である、と僕は考えている(考えることにしている)。

まあ、気持ちがわからないでもない。

そのくらい、「ああ、そんなことで炎上するんですか…」という事態がたくさんあるのである。

簡単に体が吹っ飛ぶ事態は起こる

「現在位置からどちらの方向に足を踏み出したとしても、その足を支えてくれるものがない場合がある」という考え方は、酷く消極的ではあるけれど、マネジメントという仕事をする上では頭のどこかには入れておいた方がいい。

もちろん経験を経て、「別に落とし穴に落ちてもいいし、地雷が埋まっていてもいいや」くらいに思えるようになれば、話は別である(僕は今こんな心境である)。

でも、経験が浅く、これからマネジメント業をしっかりやっていこうと考えている読者諸氏については、慎重に足を出すことをお勧めしておきたい。

踏み出したリスクに見合わないダメージがある場合があるから。

リスクリターンが等価ではない場合がある

そんなことを言うと、シュリンクして、何もできなくなってしまうかもしれないのだけれど、それを踏まえた先に、成果というものがあるのだと僕は考えている。

当然ながら、リスクを取らなければリターンはない。

でも、リスクリターンは等価ではない場合がある。

その際にマネージャーはどうするべきなのか?

詭弁みたいだけれど、「すり足」というのがその答えとなる。

焦れずにすり足で進もう

経験が浅い時に足を踏み出す際には、ポンと足を出すのではなく、スリスリと出していくことが望ましい。

そして足の感触を確かめながら、前に一歩ずつ進んでいくのである。

足がしっかりと地面を捉えるなら、体重をかけても大丈夫なのである。

この辺の「焦れ感」に堪えられるかどうか。

それがコンプライアンスやハラスメントが叫ばれる現代において、マネージャーが生き長らえながら成果を出す方法である。

地雷原をノーダメで歩くのは二週目から

もちろん先程も書いたように、ある程度の経験を踏めば、片足が落とし穴に落ちたとて、地雷を踏んだとて、ノーダメで行けるようになっていく(ただ感じていないだけかもしれないが…)。

でも、初心者にはオススメはできない。

それなりに守備力を上げていないと、このような歩き方はできないからである。

ちょっとした言葉尻、その時の表情やニュアンス、それだけで窮地に立たされることなんてザラなのだ。

下らないとは思う。

「マジかよ?」という感じは未だに拭えない。

でも、そんな下らないことで足元を掬われたのでは勿体なさ過ぎるので、今日はそんなことを書いているのである。

「失敗待ち」の連中の期待に応えないように

世の中はイジワルで、「失敗待ち」みたいなことを生きがいにしている人は残念ながらとても多い。

ましてや、若くしてマネージャーになんてなると、そこに対する嫉妬の気持ちというのは物凄くある。

みんな「その時」を待っているのだ。

それに嵌っちゃいけない。

そいつらの期待に応えてはいけないのだ。

わかりやすい失敗はNG

失敗待ちの連中を尻目に、じりじりと足を踏み出しながら前に進んでいき、着実に成果を出す体制を構築していくこと。

これがリスクヘッジをしながら成果を上げる上ではとても大事なことである。

そういう意味では、「わかりやすい失敗」はしてはいけないとも言える。

誰が見ても「あれは失敗だ」と思われるようなヘマは絶対にしてはならない。

付け入る隙を与えてはいけない。

それが僕からのアドバイスである。

つまらなくてもいいならいいけど

マネジメントという仕事の配点は、加点よりも減点が大きくなっている。

だから相対順位を考えた時に、減点を取らないようにと動く(留まる)気持ちはわからないでもない。

他の人が失敗し、減点をくらって順位を下げていくのを、見守るという戦略がないとは言えない。

でもさ、というのが今日の話である。

リスクを取らなければ、マネジメントという仕事はつまらないままだ。

それでもいいならいいけれど。

それではまた。

いい仕事をしましょう。


あとがき

一回失敗したら、再起は不可能。

日本社会でよく言われることです。

でも、ここで言う「再起」とはどういうことを指すのでしょう?

僕はこれを「組織内(コミュニティ内)での再起」であると解釈していて、そこから出ることを恐れなければ再起は可能である、と思っています。

僕たちは「ムラ社会の住人」という呪縛に囚われ過ぎている。

田舎暮らしは息苦しい。

都会へ出て、匿名性の楽しさを味わいましょう。