気が合わない人との付き合い方
マネージャーなのでね
職場には色々な人がいる。
その中には気が合わない人もいる。
というか、僕の場合は気が合わない人が殆どである(それは僕自身に問題があることが大いに関係している)。
そうは言っても、仕事なので、そういう人達とも絡まなければならない。
ましてや、マネージャーという立場であれば、部署を超えて様々な人と付き合わなければならなくもなる。
さて。
どのようにすればいいだろうか?(皆さんはどのようにしていますか?)
(以前にも書いたが)基本的方針としては、「距離を空ける」ことが有効である。
ただ、マネージャーの場合はそうもいかないケースも相応にある。
そこで最近考えているのが、「関係性が断絶するギリギリの節度で付き合う」ということである。
もう少し正確に言えば、「こちらとしてはだいぶ失礼な態度だと思うのだけれど、そういうタイプの人にはその失礼さはそこまで伝わらないので、最低限の礼節でOK」ということになる。
何だか言いたいことは言ってしまったような気もするけれど、以下もう少し詳しく書いていく。
相互の薄っぺらな関係性でOK!
僕は偏屈な人間ではあるけれど、他者との関係性は気持ちの良いものを築いていきたい、という考えを持っている。
それは単純にその方が双方にとって良いと考えるからである。
ましてや、他人との関係性なんてものはそこまで真剣に考えるほどの話ではなくて、表面的に「良い感じ」を装っておけば大抵の場合は上手くいく、そんな風に僕は考えている(舐めた考えだ)。
これは言い換えれば、そこまで他人に興味がない、ということにもなる。
家族や友達を除いて、他者と距離を詰める必要はない。
それが僕の基本スタンスである。
ただ、だからと言って、礼節は必要だと思うし、それがよく言われるように「挨拶はきちんとしなさい」ということなのだと思う。
これは僕の解釈では、「挨拶だけ気持ちよくしておけば、それ以外深い関係性を持たなくても大丈夫ですよ」ということを意味する。
ある種薄っぺらで構わないのだ。
そして他者からも期待しない。
相互の表面的な関係性。
これで職場の人間関係はOKである。
無頓着による悶着
ただ、中にはこの領域を踏み越えてこようとする人もいる。
それも(僕からすれば)無遠慮に。
そういう人からはできるだけ距離を取りたいのだけれど、彼(彼女)らは距離の感覚がバグっているので、それがわからない。
なので、余計な悶着が生じることになる。
ここにかかずらってはいけない。
というか、否応なしに巻き込まれてしまうので、関係はしてしまうのだけれど、あまり気を向けてはいけない。
ただ疲弊するだけだから。
期待するから腹が立つ
なので、気のない返事をしてやり過ごす。
僕からすればこれはだいぶ礼を失した対応なのだけれど、それは相手には伝わらない。
そうなのだ。
僕が最近わかったのは、自分がそれなりの対応をしているのに相手が応えてくれないことに腹が立つのであって、これをやめればだいぶその腹立たしさは減じる、ということである(何をいまさら)。
そして、それは(その種の)相手にはわからない。
だから、最低限の礼節(僕の基準からすれば完全にアウトなのだけれど)でOKということになる。
自分のせいにしてしまえ
怒ったり、嫌な気分になったりするのは、期待値との乖離が大きいから生じるのだと僕は考えている。
なので、その期待値を自ら下げてしまう。
そのような(失礼な)反応が相手から出てしまうのは、こちらが礼を失しているから仕方ないよな、と思えるくらいまで対応の度合いを下げてしまう。
要は、そこに気持ちを込めず、0にしてしまう。
これがとても大切だと僕は考えている。
棒対応
人間は変わるはずだ、とか、こちらが気持ちの良い対応をすれば応えてくれるはずだ、というのは幻想である。
そういうところに気が回らないから僕が気が合わないと思うわけで、それは循環論法みたいなものですらある。
仕事を始めてから、世の中にはたくさんの変な人がいることを僕は知った。
もちろん、そこには僕自身がそれを招いているという要因が多分にあるだろう(僕自身が変人だから)。
ただ、そうは言っても、そういう人たちと仕事をしていかなくてはならない。
できれば距離を空けたままにしておきたいけれど、そうもいかないことだってたくさんある。
そんな時には、「無感情で接する」というのが結構有効だと僕は思っている。
「あー、そーなんですねー、ふーん、すごいー」というような「棒対応」。
これだって心が擦り減るけれど、以前に比べれば、だいぶ楽にはなったのである。
そして、それをやったところで、相手はわからないということも。
ケンカするだけ無駄
表現が難しいしとても失礼だとは思うのだけれど、「ケンカをするとこちらが損をするので、相手にしない(どうせわからないし)」というのが気が合わない人と付き合う上では大事なのだと僕は思っている。
面倒な人から逃げて、心ある人たちと愉快な関係性を築いていきましょう。
それではまた。
いい仕事をしましょう。
あとがき
勝手に懐いてくるなよ。
僕が結構な確率で他者に思うことです。
サイコパスな僕は、他者が快く思うであろう対応を比較的簡単にすることができます。
でも、それは同時に自分の心を物凄く擦り減らすことに繋がるので、できればやりたくない。
ただ、そうは言っても、会社だし、マネージャーなので、それなりにはやらなくてはならない。
それが今回のような文章に繋がるのだと思います。
ぐったりするような日々の中で、適切なアウトボクシングを行っていきましょう。