好奇心を忘れない

いい仕事への探求心
(自分で言うのもなんだが)僕がマネージャーとして優れているところを挙げるとするなら、好奇心がある、ということになるのかもしれない。
僕は自分の中に確固たる意思みたいなものがない軟体動物なので、面白そうな考え方ややり方があると、詳しく聞きたくなるし、それを実践してみたくなる。
それはマネージャーになってからも変わらない。
このブログの締めでいつも書いているように、僕が仕事において一番大事にしていることは、自分でやった仕事が(例え自己満足に過ぎないとしても)「いい仕事」であるかどうかで、その為に常に新しいやり方、自分をワクワクさせるようなやり方を探している、ということになるのだろう(これは自分が飽きっぽいということもきっと関係している)。
マネージャーがつまらなそうに働いていたら、メンバーもつまらなそうに働く。
今日は抽象的ではあるけれど、そんな話をしていく。
自分を変えていくことに興味がなくなった時、人はおじさんになる
好奇心というのは「老い(若さ)のバロメーターである」と僕は考えている。
「おじさん化」というのは、何も年齢が中年になることを指すのではなく、好奇心を失い、自分を変えていくことに興味がなくなった状態を指す、と僕は考えている。
僕が歳を重ねていっても、若手社員と話が合うのは、彼らの考え方に興味があるからなのではないか、と自分では思っている。
これは生来のものなので、意識してどうこうなる種類のものではないのかもしれない。
僕は彼らの話を聞くのが好きだし、その未熟さに対しても「教え諭してやろう」みたいな感情を持つことがない。
常に「へー(面白い!)」というような感じで話を聞いている。
もちろん、アドバイスできることはアドバイスするのだけれど、それも「そうした方がいい」という押し付け感があるものではなく、純粋な知的好奇心から生じているということが相手にもわかる、というところが僕の長所であるような気がしている。
だから、何というか、抵抗感なく受け入れられるし、彼らも素直にそれを実践しようとする。
節操のなさは長所でもある
それはある種の人からすれば、「節操がない」というように映るのかもしれないやり方であることは重々承知している。
僕は「これだ!」と言えるようなマネジメント手法を持たないし、そういう手法を持つべきであるという概念も持っていない。
チームに合わせてマネジメントの考え方は変えるべきであると思う反面、普遍的なポイントというものもある、そんな風に考えている。
単調な繰り返しに堕してしまいがちなマネジメントという仕事を、6年間飽きもせずに続けていられるのは、この(良く言えば)柔軟性にあるのだと僕は思う。
僕は自分が変化することが全く怖くない。
面白そうなことを心から面白そうだと言うことができる。
自分を大きく見せたり、偉そうに見せたりすることに全く興味がない。
それがたぶん(自分で言うのもなんだけれど)僕のチームでは若手が育つ、という評判に繋がっているのだろう。
マネージャーが楽しそうに働いている姿を見せること
部下の育成については、何度かこのブログにも書いている。
その度毎にもしかしたら言っていることが変わっているかもしれないけれど、現時点で思うのは、「育てようと思って育つものではない」ということである。
こちらからの矢印は必要ない。
ただ、自分自身が成長しよう(向上心)であるとか、面白そうに仕事をしている(好奇心)ことが、翻って彼らの成長に繋がるのだ、と僕は考えている。
僕はめちゃくちゃ本を読むし、資格試験も受けるし、新しいアイディアをどんどん試す。
それは別に誰に言われるでもなく、その方が心地よいからである。
そんな風に自由に仕事をしている僕を見て、彼らは「ああ、そんな感じで仕事をしていいんだ」であるとか、「マネージャーも陰では勉強しているんだな」と思うわけだ。
もう少し言うと、僕は彼らが努力しようしまいが、成長しようがしまいが、はっきり言って関係ない、というようなドライさも持ち合わせている。
彼らの人生は彼らの人生であり、僕の人生ではない。
アドバイスはするけれど、それを採用するかどうかは彼らの自由である。
そのような距離感、押し付けのなさも、結構大事なのではないだろうか。
自分が心地よいことをただするだけ
僕はどうせ人生の中で長い時間を費やさざるを得ない仕事をやるのであれば、面白くやった方が良いと思っているし、自分なりのやり方をやるためには然るべき評価やポジションが必要であると思っているし、それなりの対価も欲しい、と思っている。
その為には努力による向上や他者からの評価が必要である。
それだけの話である。
若手に迎合するのではなく、我が道を行っているのだけれど、結果的には彼らと話が合う、というのが現在の僕のポジションなのかもしれない。
僕は僕で勝手に面白いことをしていく。
ついてくるなら勝手についてくればいい。
そんな感じで僕は仕事をしている。
ありがたいことに過去の部下からの連絡や近況報告を貰うことが僕は多いし、それが今のマネージャーとしてのやりがいにも繋がっている。
それではまた。
いい仕事をしましょう。
あとがき
歳を重ねるにつれて、「自分のやり方」に固執するようになる。
それは仕方がないことなのかもしれません。
ただできるだけ抗っていたい。
そんな風に考えています。
僕が日々ここに書いていることも、ただの独断と偏見でしかなくて、僕はある種その桎梏に囚われているだけなのかもしれない、と思うことがあります。
そういう葛藤と自己矛盾を楽しみながら、これからも支離滅裂なことを言っていこうと思っています。
お付き合い頂けたら幸いです。